今年は、過去に見ないほど暑いです。
私が住んでいるカリフォルニアでは、熱波によって去年発生した山火事の2倍に当たる山火事が発生したり、
、冷房による電力需要によって供給量を超えてしまい停電するなど、様々な問題が発生するほどの気候となってしまっている。
このような暑さで、私も喉が乾くので炭酸水を購入することが多くなった。
家の近くにあるスーパー(Toreder Joe’s)では、4本入りのペットボトルが$2.00程で売られています。
これを週に2セットで購入していて、月に換算すると炭酸水だけで$16~20ほどの出費となります。
さらに、現在問題となっている海に漂流する「マイクロプラスチック」の原因であるペットボトルを排出してしまいます。
この出費と地球問題を少しでも減らしたいと思い、自宅で炭酸水が作れる「sodastream」を購入しました。
もくじ
sodastreamとは?
sodastream(ソーダストリーム)とは、イスラエルに本社があり1903年にイングランドで設立され炭酸飽和製造装置を作っている会社です。
現在では、ペプシやトロピカーナなどを持つ世界第二位の食品会社「ペプシコ」が買収し、今では世界45カ国でソーダストリームが販売されています。
プラスチックゴミが減る
ソーダストリームでは、炭酸を作る為に金属製のガスシリンダーを使用します。
このガスシリンダー1本で約60L 分の炭酸水を作ることができます。
これは、500mlのペットボトル約120本分に相当します。
ガスシリンダー1本で、この膨大な量のペットボトルを削減できるのは地球に優しいだけでなく、わざわざゴミを捨てに行く手間を省けます。
さらに、このガスシリンダーは再利用可能です。
空になったガスシリンダーを新しいものと交換することで、通常の値段より安くシリンダーを購入することができます。
コストパフォーマンスについて
上述の通り、シリンダー1本で約60Lの炭酸水を作ることができます。
国によって、ガスシリンダーやペットボトルの値段が違うので、
アメリカと日本の2パターンでコスパについて考えてみます。
アメリカ版
アメリカでは、ソーダストリームのスターターキットは3種類売られています。(ガスシリンダー込み)
- 一番手軽に作れる Fizzi $89.99
- Fizziの全自動モデル One Touch $129.99
- 全自動モデル + 外観良し Aqua Fizz $159.99
ガスシリンダーは、
ガスシリンダー1本 $29.99
ガスシリンダー交換の場合 $14.99
となります。
この中で一番安い「Fizzi」を例に、コスパについて考えてみます。
1年間ペットボトルを買い続けた場合
500mlのペットボトル1本を50セントとして毎日飲むと、
$0.5 × 365日 = 0.5 × 365 = $182.5 となります。
また、1年間で飲む量は182.5リットルとなります。
1年間ソーダストリームで過ごした場合
182.5リットル分の炭酸水をソーダストリームで作るとなると、ガスシリンダー(60L)が
182.5 ÷ 60 = 3.04本 が必要となります。
ガスシリンダー3.04本のうち、
1本はスターターセットに含まれている分、2.04本分はガスシリンダーを交換したとすると
1 x スターターセットの値段 + 2.04 x ガスシリンダー交換代
= 1 × $89.99 + 2.04 × $14.99
= $119.97
よって、最初の一年だけでも$62.53を節約することができます。
ちなみに、ソーダストリームを2年続けた場合は約$200を節約することができます。
日本版
日本では、ソーダストリームのスターターキットは5種類売られています。(ガスシリンダー込み)
- 一番安いベーシックモデル GenesisDeluxe v2 12,000円
- 手軽に作れる Sprit 14,000円
- Spritの電動モデル Sprit One Touch 19,000円
- 手動最上位モデル Source v3 19,000円
- 全自動最上位モデル Source Power 29,000円
ガスシリンダーは、
ガスシリンダー1本 3,429円
ガスシリンダー交換の場合 2,000円
となります。
この中で一番安い「GenesisDeluxe v2」を例に、コスパについて考えてみます。
1年間ペットボトルを買い続けた場合
500mlのペットボトル1本を40円として毎日飲むと、
40円 × 365日 = 40 × 365 = 14,600円 となります。
また、1年間で飲んだ量は182.5リットルとなります。
1年間ソーダストリームで過ごした場合
182.5リットル分の炭酸水をソーダストリームで作るとなるとガスシリンダー(60L)は
182.5 ÷ 60 = 3.04本
必要となります。
ガスシリンダー3.04本のうち、
1本はスターターセットに含まれている分、2.04本分はガスシリンダーを交換したとすると
1 × スターターセットの値段 + 2.04 × ガスシリンダー交換代
= 1 × 12,000円 + 2.04 × 2,000円
= 16,080円
よって、最初の一年だけでは1,480円の赤字となってしまいます。
ですが、2年続けた場合は
ペットボトルのみでは、
14,600円 × 2年
= 29,200円
ソーダストリームでは、
16,080円(最初の一年) + 3.04(本) × 2000円(交換ガスシリンダー代)
= 22,160円
となるので、2年間で7,040円節約することができます。
ソーダストリームを長く使えば使うほど、節約することができます。
開封してみた
以上、ソーダストリームを買って損はしないことが分かったので、装置を詳しく見ていきます。
今回購入したのは、Fizziというソーダストリームの中で一番安いモデルです。
(日本版では「Sprit」モデルです)
スターターキットの中には、以下の3つが入っています。
左側から順番に、
- Soda Stream Fizzi
- ガスシリンダー(60L)
- 1L ボトル
今回購入したソーダメーカー(Fizzi)は、手動で炭酸を入れるモデルです。
ソーダメーカーの天面には、炭酸を放出するためのボタンがあります。
このボタンを押している長さや回数によって、炭酸の強弱を自由に決めることができます。
ソーダメーカーの高さは、約43cmほどあります。
購入する前に確認しなかった私がいけないのですが、
入るであろうと思っていたところに入らなかったので少し残念。
ただ、今回購入したモデルは手動式なので場所を選ばず、どこにでも置けるので助かります。
電動式の場合は、電源コードをコンセントに挿して使う必要があるので、置く場所に注意が必要です。
本体背面のカバーを外すと、ガスシリンダーを装着する場所があります。
まず、下部の穴からガスシリンダーを入れます。
その後、ガスシリンダー持ち上げながら回転させることで、ガスシリンダー上部に切られているネジがソーダメーカーと合体します。
これで使う準備は完了です。
ソーダメーカーで炭酸を作るには、専用のボトルに水を入れて炭酸を注入します。
専用ボトルは、硬いプラスチックで出来ています。
ボトルの容量は1Lです。
専用ボトルは、単品でも買うことが出来ます。
ボトルには、0.89QT(約840ml)の位置に線が記されています。
この線まで水を入れて、炭酸水を作ります。
専用ボトルに水を入れたら、本体にセットします。
専用ボトルの口をソーダメーカーの取付口につけながら押し込むことでセットされます。
正常にセットできると、ボトルがソーダメーカーに吊り下げられます。
この状態で、炭酸を放出するボタンを押して水の中に炭酸を入れていきます。
使ってみた感想
購入してから1ヶ月ほど経ちますが、大変満足しています。
いつでも家で炭酸が作れるので、炭酸水を買う手間が省け、
さらに、手軽にハイボールなどを楽しむことができます。
手動式ならではですが、使い始めは炭酸の強弱にバラツキがありましたが、コツを掴んでしまえば安定して自分好みの炭酸の強さにすることができます。
いつでも好きなだけ飲めるので、普通の水を飲むことが減ってしまいました。。。