いつも家では、”bodum”のフレンチプレスを使って珈琲を淹れています。
流石にキャンプに、ガラス製の容器を持っていくのは気が引けます。
そこで、キャンプで珈琲を淹れられる道具はないか調べてみると
ペーパードリップ式・・・バネ状の器具、シリコン製の器具、薄板を三枚を使う器具
フレンチプレス式 ・・・専用のポットとステンレスフィルターを使う
が沢山ヒットしました。
どちらも使った後の掃除が面倒くさいのが私が購入する際の難点でした。
今回は、そんな珈琲事情を叶えてくれるものを見つけたので紹介します。
もくじ
AeroPressとは?
1948年にAlan Adler(アラン・アドラー)によって設立されたアメリカの会社です。彼は有名な発明家でもあり、スタンフォード大学でエンジニアの講師もしていました。
彼が発明したフリスビー’Aerobie Pro flying ring’は、最長飛行距離を飛ぶフリスビーとしてギネス記録に認定されています。
2004年に、珈琲を淹れる過程を勉強し始め、優れた珈琲を作るために革新的な珈琲器具を分析し始めました。
2005年には、発明した珈琲器具をトレードショーに出展し、AeroPressコーヒーとしてデビューしました。
AeroPress Go
エアロプレスGoは、通常サイズのAeroPressの構造はそのままに、少し長さを短くし持ち運びに特化した商品です。
このセットがあれば、美味しい珈琲をどこでも簡単にいれることが出来ます。
箱を開けると、
・AeroPress GO 本体
・フィルター(350枚)
・説明書(珈琲の淹れ方)
が入っています。
本体の中には、
・フタ(シリコン製)
・カップ
・エアロプレス本体
・持ち運び用フィルターホルダー(20枚入ります)
・スプーン
・パドル
が入っています。
この本体一式と珈琲豆とお湯さえあれば珈琲を淹れることが出来ます。
キャンプやオフィスなど、持ち運ぶならこっちがエアロプレス GOがオススメ
たくさんを一度に入れたり、家でのみ使うならこっちがオススメ
AeroPress Go の構成部品
構成部品をそれぞれよく見てみます。
エアロプレス本体
エアロプレス本体は、左からプランジャー、チャンバー、キャップの3つのパーツでできています。
このエアロプレス本体は、付属のコップ以外にも使うことは可能です。
キャンプで使う”snow peak”のダブルウォール450にもピッタリ使うことが出来ました。
内径が”7cm以上”で”9.5cm以下”のコップであれば、使えると思います。
snow peakのコップの内径は、約85mmですが、エアロプレス本体をコップの中に収めることもできました。
エアロプレス本体の長さは、約12cmです。
フタ
液体を保持できるほどの密閉力はありません。
付属のカップに器具を入れて持ち運ぶ際に、器具を無くす心配がありません。
シリコンでできているので、柔らかいです。
カップ
カップは樹脂でできています。
カップにはとってがありませんが、表面にはリブ(縦縞模様)が立っているので、熱い出来立てのコーヒーでも、躊躇する事なくカップを持つ事ができます。
エアロプレス本体のフランジ部分と、カップのフチは同形状なのでぴったりフィットします。
カップの長さは、約10.5cmです。
パドル
美味しい珈琲を入れるには、チャンバー内に入れたお湯とコーヒー豆を良く混ぜないといけません。
そんなときに、このパドルがあれば問題ありません。
簡単に折りたたむ事ができ、持ち運ぶ際にはフランジャーの中に入れる事ができます。
スプーン
スプーン一杯で、”14g”の粉を入れる事ができます。
フィルターホルダー
フィルターホルダーには、”AEROPRESS”と刻印されています。
この中には、フィルターが20枚も入れられようなので、長い出張でフィルター切れを起こすことはありません。
説明書(珈琲の淹れ方)
基本的な淹れ方は以下の通り
スプーン1杯の珈琲粉で、チャンバーに記されている①のところまでお湯を入れる
スプーン2杯の珈琲粉で、チャンバーに記されている②のところまでお湯を入れる
最大でスプーン3杯までの粉を入れる事ができます。
その後は、10秒ほどパドルで混ぜた後、プランジャーを押し込んで珈琲を抽出します。
出てくる珈琲を、そのまま飲むとエスプレッソ。
お湯を加えて、アメリカン。
牛乳を加えて、ラテ。
など、様々な飲み方ができます。
サイズ比較
AeroPress GO とsnow peak(ダブルウォール450)のマグカップを横に置いてみました。
上から覗いてみました。
キャンプのことを考えると、保冷・保温性のあるsnow peakのカップを持っていくと思います。
ダブルマグ専用のフタがあると、虫やゴミが入らないの快適です。
まとめ
生まれて初めて、エアロプレスで淹れた珈琲を飲みましたが、そのままではガツンとしたエスプレッソ、お湯を入れれば飲みやすいアメリカンと味わいを変える事ができるので、作っていて非常に楽しいです。
使った後は、キャップを外してプランジャーを最後まで押し込むだけで、珈琲豆の残りカスとペーパーフィルターが一緒に”ポンッ”と出てくるので、後片付けが非常に楽です。
チャンバーの内壁は、プランジャーのゴムによってキレイになるので、キャンプシーンでは、最後まで押し出したプランジャーの先とキャップを拭くだけで簡単に掃除ができます。