ロードバイクを買った当初に付属してきたサドルは私のお尻に合わず、ネットで見つけた ”Selle Sanmarco” の “Concor Light” を購入しました。
Concor Light(コンコール・ライト) は、あの有名なサイクリスト ”ランス・アームストロング” も愛用していたほど有名なサドルで、同サドルを使っている友達も痛くないとのことだったので、私も試してみたくなり購入しました。
しかし、私のお尻には全く合わず。
サドル自体の高さがあり、ボリュームのある形をしているサドルにも関わらず、パッドが非常に硬く、1時間も乗っていられません。
その後、ロングツーリングなどにはクロスバイクで使用していた “Selle Italia” の定番サドル “SLR” を使用していました。
ただ、私が所有しているどのサドルも長時間座ると、大事な軟組織が圧迫され、血流が悪くなり、段々と座っていられない状態となってしまいます。
ひどい時にはオシッコをする際、痛くて泣きそうになる時がありました。
なので、今回は久々に新しいサドルを購入! しかも、人生初の穴空きサドルを導入してみました。
もくじ
Verseの特徴
前傾姿勢をするために特化したショートサドルが人気ですが、このサドルは長さ ”270mm” の一般的なサドル長さです。
フルカットアウト
このサドルは、前方から後方にかけて中央に穴が空けられ、どの位置に座っても軟組織の圧迫を軽減してくれます。
なので、ロングライドやヒルクライムなどでシッティングポジションを前後のどこに変えても、軟組織が圧迫されることがありません。
長いサドルレール
このサドルのレール長は、100mm。
(レールに刻まれたメモリは、60mm。)
この長いレールがあることで、「フレーム専用のシートポストが原因で、これ以上前に出せない(泣)」などのようなポジション問題を解決できます。
※ちなみに、使用していた ” Concole Light ”のサドルレール長は、65mm。
(レールに刻まれたメモリは、48mm。)
ノーズが下向き
このサドルの先端は下向きにカーブしています。
この形状によって、前傾姿勢がとり易くペダリングがしやすくなります。
先端の幅も太いので、しっかりと先端に座ることができます。
いざ、開封
このVerseサドルは、3つの異なるグレードがあります。そして、サドル幅は4サイズあります。
※注意
最上位モデルである ”PRO”グレードは、サドルレール径が一般的なレール径より太くなるので専用のマウントが必要になります。
その中で今回、軽さと快適性の調和させたミドルグレードである ”ELITE” を購入しました。
サイズは、Bontragerのサドルサイザーで座って骨盤の幅を計測した結果、145mmの幅に。
コンコール・ライトとの比較
今まで使っていた “Concole Light” と今回購入した “Verse” を並べてみました。
Verseは、サドルレールからサドルトップまでがConcole Lightに比べると、薄いので一見硬そうに見えますが、全然柔らかいです。
Concole Lightは本当に硬い。
そして、サドル後方にかけての広がり方が全然違います。
Concole Light は、綺麗な三角形をしています。サドル先端の幅も細いので、前乗りをするとサドルがお尻を圧迫して行きます。
Verse は、全体的に幅が広め。 サドル最大幅の部分がサドルの中央部に寄っているので、お尻の坐骨をしっかりサポートしてくれます。
前乗りをしても、サドル先端の幅が広いので軟組織への圧力が分散され、さらに、穴空きなので軟組織が圧迫されることがありません。
Blendr Mount を使ってサドルにライトを装着
このサドルに、別売りの ”Blendr Saddle Accessory Mount(ブレンダーマウント)” を購入することでサドル後部にボントレガーのリアライトを装着することが出来ます。
ブレンダーマウントの中身は、ライト用のブラケットとネジが二つ。
そして、サドルの下部にはこのブラケットをねじ止めするためのネジ穴が二つ。
サドルにブレンダーマウントを取り付けたものが写真(左)。
そして、リアライト(Flare RT)を取り付けたものが写真(右)。
このマウントを導入することで、ボントレガーのライトをサドルにスッキリと取り付けることができます。
私のロードバイクように、シートポストがエアロ形状のバイクでは、リアライトに付属されるブラケットでを頑張っても引っ張っても取り付けることができません。
このサドルとマウント、そして、ライトを導入することで、シンプルにリアライトを装着することができます。
また、高い位置にライトが着けられるので、後方からの視認性も良くなります。
使用した感想
サドルを交換して100kmほど走ってみましたが、今まで少し乗っただけで ”ジンジンし始めていた” あの軟組織の痛みが全くなくなりました。
圧迫しない穴空きサドルの効果を実感。
あの痛みのせいで、少し遠のいていたサイクリングがこれで解消。最近、早く乗りたくてしょうがありません。