私の足は、足幅がワイズDで、甲が薄く、さらに、扁平足です。
日本人の平均は、足幅が広いのか、ワイズが大きいワイドバージョンの靴が多く、私の足にフィットするスニーカーはもちろん、サイクリングシューズで探すのはなかなか難しいです。
お店を周り、探しに探し回って見つけたのが、「SiDi」です。
SiDiはイタリアのブランドで、足幅が他のメーカーよりも狭く作られていて、私の足にそこそこフィットします。
ただ、狭いといっても完璧にフィットするわけではないので、小指周りにはスペースがあり、若干動く感じはあります。
そこで、今回、このシューズに自転車シューズ専用のインソールを入れたので紹介します。
もくじ
inForm BioDynamic Insole
inForm BioDynamic Insole(インフォーム バイオダイナミック インソール)は、インソールでお馴染みの「Superfeet」と自転車アクセサリーの「Bontrager」が共同で開発した自転車シューズ専用のインソールです。
足を正しく回すために、ペダリング効率、そして快適さを考え開発されました。
自転車シューズは、ペダルに力をダイレクトに伝えるためにソールが固く、足にかなり負担がかかり、足の裏や膝が痛くなったりします。
また、長時間のペダリングによる負担によって、土踏まずのアーチがだんだんと崩れてしまい痛みが発生することがあります。
この足に掛かる負担を少しでも快適にするために生まれたのがこのインソールです。
アーチのサイズ
このインソールは3種類あり、各人の土踏まずのアーチの深さで適切な種類を決めます。
1.土踏まずが大きい人
スポーツ選手に多いとされる、土踏まずが大きく、足形の面積が少ない人は「ハイアーチ」です。
ハイアーチ用のインソールは土踏まず部分の膨らみが大きく、足にある土踏まずが崩れない用になっています。
2.平均的な土踏まずの人
平均的な大きさの土踏まずがある人は、「ミッドアーチ」です。
ハイアーチよりもインソールの膨らみが抑えられています。
3.扁平足の人
私がこれに当たりますが、土踏まずが少なく、足形の面積が大きい人は「ローアーチ」です。
インソールの土踏まず部分の高さが一番低いです。
適正アーチの見つけ方
自分の土踏まずがどれくらいか知りたい人は、TREK(トレック)を扱っているショップに行ってアーチを測る専用装置で測ってみるのが一番です。
または、自分で足裏を水で濡らして、紙やダンボール、珪藻土バスマットの上に足を置いてみる方法があります。
購入前のアーチの迷い
私の足は正真正銘の「扁平足」ですが、購入する前にミッドアーチとローアーチの2種類のインソールに足を置いてみました。
ミッドアーチでは、「おっ。土踏まずを足裏から押されている!」という若干の違和感を感じました。
ローアーチでは、「足裏にフィットしていて、違和感なし!」という感覚でした。
以前、スニーカーで使用している立体インソール(土踏まず部分がもっこりしている)を自転車シューズに入れてサイクリングに使ったことがありますが、土踏まず部分が押されるため違和感しかなくて、ペダリングするたびに痛かったのを思い出しました。
という、苦い思い出を思い出したので、違和感がない「ローアーチ」を選びました。
インソールを靴に合うように切る
私の普段の靴は27.5cmなのですが、サイクリング用のSiDiのシューズは「44」サイズです。
なので、インソールは「EU 44−45.5」というサイクリングシューズに記載のあるサイズを購入。
なぜか、靴に元々入っているはずのインソールがなかった(何回か色々なものに入れ替えたせいで紛失)ので、スニーカーのインソールを入れて大体のサイズにカット。
それから、インソールを靴に入れては、出して、切っての繰り返し。
ちょうど良いサイズになるように、トリミングをしました。
使ってみた感想
入れた後シューズに足を入れてみると、隙間があった部分(土踏まず、全体的な横幅、高さ)に隙間が無くなり、フィット感が増しました。
インソールを入れる前は、隙間を無くすためにストラップをかなり締め込まなけらばならず、締め込んでも足の横方向は変わらず、ただ足の甲を上から圧迫している感じでした。
今回インソールを入れることで、横方向の遊びを少なくし、インソールの高さが増したことで、ストラップを前ほど締め込まなくても、シューズを足にフィットさせることができます。
ただし、難点は、インソールの厚みが増える分、足首がシューズから少し出てしまうので、踵のホールドが減った感じがします。