アメリカに来て1年経ちました。
ずっと料理は一番始めに購入したステンレス製のフライパンセットを使用してきました。
私が思うステンレス製のフライパンのメリットとしては、
- 表面に加工がされていないので、一生使える
- 熱に強く丈夫なのでオーブンにそのまま入れられる
- 全てのコンロで使える(IH、ガス、電気)
- 余熱調理ができる
- 見た目がプロっぽい
などがあります。
「一生使える」ということ、「オーブンでも使える」、そして、「プロっぽい見た目」が購入する決め手になりました。
逆にデメリットとしては、
- 食材がフライパンにくっつく
- フライパンが暖まるのに時間がかかる
があります。
この中でも、一番厄介な問題はやはり「食材がフライパンくっ付いてしまうこと」!
忙しい朝の味方「目玉焼き」が全くもって綺麗にフライパンから剥がせないのです!
フライパンに焼き面がくっ付いてしまうので、1/3は捨ててしまうことになる時も・・・
このストレスを打開するために、この度新しいフライパンを購入しました。
Calpahronの「セラミックフライパン」です。
フッ素加工のフライパンとも迷いましたが、人体への害がないセラミックフライパンに決めました。
もくじ
Calpahronとは
Calpahronは、1963年にアメリカのオハイオ州に創設された調理器具のブランドです。
創業当時は「Commercial Aluminum Cookware」という名称で、レストランやプロの料理人に提供をしていました。
1968年には、調理器具をもっと良くするために、耐久性や耐食性、曲げに対して耐えることができるように航空宇宙産業から製造過程を取り入れたアルミ製の調理器具を開発しました。
セラミックって?
セラミックを辞書で調べると「陶器」と出てきます。
セラミックは、陶器やガラス、セメントなどのことを言います。
逆に、金属や木材、樹脂以外のものをすべてセラミックと
現在、セラミックはさまざまなものに使われています。
高級なロードバイクのベアリングや人間の歯の代替など使用用途はさまざまです。
セラミックとフッ素加工の違いは?
セラミックは、地球上にある無機物で作られています。
自然界にあるものを焼いたものなので、有害物質は一切含まれません。
フッ素加工(フッ素加工、テフロン加工)は、「PTFE」という樹脂の物質が使われています。
この樹脂は、特に非粘着性に優れていて、摩擦が小さいことから食品の焦げ付きを防ぐ為、フライパンやホットプレートなどの調理器具の表面のコート塗装に使われています。
また、このPTFEをフライパンの基となるアルミやステンレスに密着させやすくするために「PFOA」という人工化合物の助剤が使われています。
これら2つの物質は、フライパンを長時間空焚きすることによって有害ガスを発生させ、人体へ悪い影響を引き起こすと言われています。
この有害ガスを発生させないためには、フライパンを長時間空焚きをしないことが非常に重要です。
また、フッ素加工のフライパンでも「PTFE」と「PFOA」を一切使わないフライパンも売られています。
セラミックとフッ素加工のフライパンはどちらも食材がくっつきにくいというのが特徴です。
セラミックはフッ素加工と比べると、傷つきにくく、高温にも耐えることが出来ます。
ただし、長年使っていると、フッ素加工のようにコーティングがはがれなくても、こびりつきやすくなってきます。
また、衝撃を与えると、その部分のコーティングが割れてはがれてしまいます。
開封してみる
セラミックの安全性が分かったところで、早速、今回購入したフライパンを開封していきます。
購入したフライパンは、「Classic」というシリーズの8インチと10インチのフライパンのセット。
パッケージには、ノンスティックフライパン(フッ素加工)の3倍も食材がくっつきづらいと書かれています。
もちろんセラミックなので、「PFOA」も「PTFE」フリーです。
今回のモデルは軽量なアルミ素材なので、IHコンロでは使えません。
凄いのが保証内容で、10年保証がついています。
サイズ
8インチのフライパンは、目玉焼きや少量のおかずを作るのに。
10インチのフライパンは、メインのおかずや2人分の焼きそばやパスタにも。
セラミック表面
セラミックの表面はつるつるとしています。
色は、濃いグレーです。
フッ素加工は黒色でザラっとしているので、なんだか新鮮です。
その他
今回購入したモデルは、取っ手まで金属が使われているので見た目がすっきりとしています。
持ち手が樹脂ではないので、このままオーブン(232℃まで)にも入れられるようです。
セラミックフライパンの取扱いについて
セラミックフライパンをキチンと扱うことで、長く使用することが出来ます。
- 必ず手洗いすること
- 中火でフライパンを余熱をしてからバターやオイルを入れること
- 金属製の物で擦らないこと
- エアゾールスプレーを使わないこと
- 洗った後は水滴を残さないようにしっかり拭き取る事
- 初めて使う前に、温かい石鹸水で手洗いし完全に乾かすこと
使ってみた感想
キレイな目玉焼きを作るには、フライパンの表面に食材がくっつきづらい処理が施されたものを使うのが一番です。
1年間、少しストレスを感じていたことがなくなり満足です。
セラミックのフライパンを使うのが初めてなので、どの程度この新品の状態が続くのか分かりませんが経過を見ていきたいと思います。